私は学生団体に所属し始めて、幸いなことに色んな素敵な先輩と関わらせてもらって、新しい考えとか新しい価値観とかを知るきっかけに多く巡り合えました。
特に私を大きく成長させてくれた先輩が本当に大好きで、引退した今も会いたいなぁと定期的に思い出します。
彼曰く、後輩たちに対する影響力をもつ私を育てることで団体自体のボトムアップを図りたかったようですが、おかげさまで本当に多くのことを学ばせてもらったんです。
彼と話した時間はきっと長くて、彼との通話時間もまあー--長かった。
1年生の後輩相手に深夜1時にいまひまでしょ、と当たり前の声色で電話をかけてくるんです。そこから2~3時間。彼が話したい内容を話せるような質問を私に投げかけてきて、私はそれに対して必死に答えているのに、あまり興味がないのか、自分の話したいことを話し出すんです。(笑)
そのときは「先輩が言ってるから正しい!」なんて思いながらへ~~~って聞いていました。後々、洗脳されてたんだ…って気が付いたころにはもう手遅れですっかり彼の思想に染まっていました。(笑)
2人きりで過ごすことができない(なんか気まずくて…)私たちですが、電話やzoomでは何時間も話した記憶があります。
彼はよく「考え続けることの大切さ」について語ってくれました。
彼も私も所属していたのが、「知名度向上」や「資金調達」を目的とした活動を行うところで、地味だけど実はめっちゃ大事な役割を担っていて、でもなかなか支援活動として直接的に支援対象者と関わるわけではないためモチベーションを維持したり活動の意義を見出したりすることがかなり難しいと感じていました。
私はメンバーに加わったころから「知ること」の大切さを感じていたために、漠然と「広報活動」の重要性を感じていて、その団体の「広報」の面にかなり課題意識を持っていました。
ただ広報が大事ということを思っているだけでは何も変わりませんでした。(あたりまえ)
彼に聞かれました。
『今の団体の課題は何だと思う?』
私は必死に答えます。
「広報活動がうまく機能していない部分」
『なんで広報活動が機能する必要があるの?』
「知ってもらうことが大事だから」
『なんで知ってもらうことが大事なの?お金を集めたり支援活動を実際にやるのも大事なんじゃないの?』
…
こんな感じでたくさんの壁打ちをやらせてもらいました。
ひとつ答えると、
「なんで?」「なにが?」「どうして?」「これについてはどう考えてるの?」
などと質問攻めにしてくれるんです。
思考が停止した途端、考えてるふりになるんだと気づかされました。
質問され続けるうちに、自分の考えって結構浅はかだったんだって気づけたし、質問されて初めて持った視点も沢山ありました。
人って誰かから投げかけられて、初めて考え出すものなんだって学びを得たんです。
じゃないと気づいたら考えてるふりをしているだけになってしまうんです。
私は2021年の秋から広報を担当させてもらっています。1年の任期を全うして再度、2022年の秋に広報を担当させてもらう役職に立候補し、就任しました。
大学1年生の5月から団体の広報について考えはじめ、8月からSNS運用をはじめ、10月に広報の役職に立候補し、11月より就任し、1年後また同じ役職に立候補し、就任し、2022年を終えようとしています。
メンバーとして加わって以来、1年半以上団体の広報活動について考えてきました。
なんで知名度が必要なのか。
なんのために広報活動をするのか。
誰に向けて情報発信を行うのか。
どんな内容が求められているのか。
方法としてSNS以外にどんな方法があるのか。
それはどのような効果が期待できるのか。
などなど考えることはたくさんで、それぞれ答えは一つではありません。
こうやって考えて考えて考えることで、やっとモチベーションが湧いてきて、やっとこうしようああしようって案も浮かんできます。そして継続する意義を見出すことができるようになるんじゃないかなと思います。
いい経験になった~~~~~!!!!
どんどん生かしていく。!!