『その人ひとりが
この世界のすべてだったころがありました』
『その人ひとりで世界がいっぱいに埋め尽くされ
世界が温かく』
『その人ひとりで
世界が輝いていたころがありました』
『その人ひとりで雨風吹き荒れる日も
怖くなかったころがありました』
『ぼくもときにはその人に、そんな人として
思い出されたいと思います』
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私にとってこの『その人』とはまさに「あなた」だった。
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今はそんなことなくて、私の世界にはもっと他の人がたくさん介入してきてくれてる。
私には支えてくれる人も、応援してくれる人も、仲良くしてくれる人もたくさんいる。
…
だから大丈夫なのか、というとそうではないらしく。
「あなた」はやっぱり特別で、前ほど特別じゃなくなったけど、
でも色々を差し引いたとしてもどうしても「あなた」は特別な存在。
「あなた」がこの世界のすべてで、「あなた」で埋め尽くされた世界は温かくて、
「あなた」で世界が輝いてて、「あなた」がいたから辛いときも苦しいときも
なんだか大丈夫な気がした。そんなときがあった。
「あなた」からして私の存在はどんなだったんだろう。
そんな無駄な思考を凝らしてしまうな。
たまには「あなた」も私のことをそんな人として思い出してほしいな。
そんな私のちからの及ばないことを考えながら今日もがんばる。