私は昔から執着心がすごい。
大学1年生の時にみた、先輩が作ったゆめせかの動画。初めてみた時、震えたな~っていうのが本当についこないだのことみたい。もう2年以上経った。
私もこういう、誰かの心を震わせられるような、そんな何かを形にしたいと思った。
広報部長になって実現しようとするも、なかなか別の業務に手を取られ、手を付けられずにいた。
引退を目前にした10月上旬。これは心残りだと思い立ち、留学に行って帰ってきた同期4人と後輩1人を巻き込んでプロジェクトを開始した。
正直時間は全くなくて、計画性のない私が10月末までにやり終えるなんてこと、厳しいことはわかっていたのに、やる気に満ち溢れていたのを覚えている。
私がやりたい!と言って集まってくれた仲間たち。どこか私は難しさを感じていたのは間違いなくて。それぞれやることも沢山ある中、忙しい中私が誘ってしまったから、あまりミーティングも開けず、意思疎通もできずの日々だった。
申し訳なさにつぶされそうだった。私のやりたい!に付き合わせてしまっているようで。そんな風に思っていたからこそ、頼ることもなかなかできなかった。
それを正直に伝えると、「付き合わされてる?そんなわけない、間違ってるよ」と反論が始まった。お互い、深夜の電話でメモを取りながら話した。
(1)そもそも付き合わされてない
付き合わされてるとは1秒も思ってない!そう思ってたら、「起きてる?」ってLINEには返さず寝てるふりしてたし、自分は好きか、面白いか、楽しいか、に対して忠実に生きてきたから、本当に消極的なわけがない、と。
(2)タイトなスケジュールなのは仕方ない
逆にゴールが見えてるって形になってる時点ですごい!ごたつくのは時間の制限があるうえで難しかったから大丈夫。誰かがとかそういう問題じゃない。誰がやってもそうなってた。普通なら1つのプロジェクトをやるのには2~3か月かかるんだから!1日24時間なのが悪い!地球の原理には抗えないもの。あなたが一人で抗えるようなものじゃないってことに気づいてほしい、無理ってことに気づいて?
(3)みんなが優しすぎるから(みんなに申し訳ないって思わせてしまって…)
みんなは心配でごめんって出てきちゃう。助けたいけど助けられないこともあるから、できるところはやる!ごめんねって感じ。強制されてやってることじゃないから全然ポジティブだし、効率的にしたいのはみんなそう。
「みんなはあなたのことが好きで、このプロジェクトが好きだからみんなやってるの」
特に留学組は心残りでこのまま引退するのは不完全燃焼だった。コロナ中はずっとオンラインで現地との繋がりも感じられてないままだった。明けて渡航が始まるってなった時に留学へ。5月に戻ったけど活動に戻るに戻れない状況だった。
正直今がこの在籍2年半で一番楽しい!!単純にありがとうって思ってる!
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「単純に抗えないからそれを分かって!」
「みんなはポジティブに、積極的に参加したくてやってること」
「あなたがそんな気持ちになってるのなら私が悲しい」
こう言ってくれた。
とっても嬉しかった。
今はもう引退した身だが、片足だけ残ってる。早く引退しないとなとは思うが、なかなか自分が満足のいくものができない。
少し時間にルーズになってしまっているから爆速で仕上げる。
いいものができるといいな。自信はある。あと少し、やりきる。
いい仲間に出会えた。本当に、本当によかった。